亡くなった父が病院に入院していた頃でした。
救急車で運ばれるのは常連になってしまうくらい・・・
持病で服用していた薬の影響で肺炎になりやすく毎月というほどに入院が絶えませんでした。
大体、1〜2週間すれば退院していたので今回もきっと・・・と思っていたのにいつもとは違う様子。
胆嚢炎からの脳梗塞まで起こしてしまい
状態は本当に深刻でした。
当時、私は29歳で未婚。
2つ下の妹は結婚して小さな子2人。
3つ下の弟は、朝から晩まで仕事。
ちょうどその頃、独立も考えていたので当時勤めていたネイルサロンは退職していて動きやすいのは私。
日中は病院に行き、稼がなくてはいけなかったので夕方から副業で出張マッサージをしながら生計をたてていました。
1日の睡眠時間は3時間程度、からだは疲労も溜まり心はボロボロで・・・毎日が生きてる心地がしない。
暗いトンネルの中にいる様な気持ちでした。迫られる選択が重過ぎて、、、。
一番長い入院生活を過ごした2ヶ月弱。
父は目も開かない、もちろん喋れない。
出来るだけ、どんよりしたくなくて看護師さんに、相談してCDプレイヤーを貸してもらい父が好きな音楽を小さく枕元で流したり・・・
アロマオイルで、浮くんでしまった足を優しくさすったり。
こんなことしか出来ないけど、なんかしていたくて思いつくことは全てやりました。
気管挿管をするのか、しないのかとか・・・
父の希望も知らないし、下した決断が正しいのかも分からない。
本当に限界のとこを私も生きていたなって。